大阪・関西万博2025の海外パビリオンを巡る体験記シリーズ(7月中旬の平日)。
これまで導入編・先進国編・中東編と紹介してきましたが、今回はアジア圏のパビリオンと、コモンズ館で出会ったコンゴ共和国の文化展示をご紹介します。
アジア各国の展示は「伝統文化と現代の融合」を感じるもので、どこも落ち着いて鑑賞できました。
さらに、コモンズD館で知ったコンゴの「サプール文化」は、私のイメージするアフリカを変えた、コモンズ館の中でも心に残った国でした。
🇹🇭 タイ館|伝統と最先端医療技術の融合
タイ館では、伝統文化を大切にしながら、医療と食文化に特化した展示が行われています。
特に印象に残ったポイントとしては・・・
- 温かみのある伝統的なパビリオンの外観
- 陽気で元気な入館時のガイダンス
- 最新医療技術と伝統医学の共存
- ヘルシーで多彩なタイ料理の体験
タイパビリオンのオレンジ色の屋根は万博会場内でもひときわ目立ち、近未来的建築が多い中で伝統的雰囲気を前面に押し出しているのが特徴です。

医療技術で驚きだったのは、患者のCTスキャンデータから骨の形を割り出し3Dプリンタで復元する・・もうそんなところまで来ているのね!と驚きました。

食体験の部屋では、子どもから大人まで楽しめる仕掛けがあり、豊富な食材やハーブを使ったタイ料理紹介しつつバーチャル体験で楽しみます。
※2024年にはタイの代表料理「トムヤンクン」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
🇻🇳 ベトナム館|小さな空間でベトナム文化に触れる
ベトナム館はコンパクトなパビリオンで、旅行気分で展示を巡れるのが楽しいところです。
ベトナムの伝統的な衣装アオザイやホイアンのランタンが展示されていたり、まさかの小さな水上人形劇場が設置されているなど、現地の文化や風景が再現されています。


ベトナム中部の都市、ホイアンで満月の夜に行われるランタン祭りの美しさは幻想的です。
特に水上人形劇は、小さいけれども日本にいながら本場の雰囲気を味わえる貴重な体験ができます。
ベトナムのお土産コーナーは可愛い雑貨が人気でした。
珍しいところだとノンラー(ラタニアでできた編笠)がおススメだったりします。万博会場での日差しよけはもちろん、ちょっとした雨よけにもなります。庭仕事の時にも、軽くて涼しい実用的なアイテムです。
ベトナム館は、旅行気分で展示を巡れるコンパクトなパビリオンです。ベトナムらしい展示品の数々は、旅の記憶を蘇らせるものでした。
🇰🇭 カンボジア館|遺跡と稲穂で過去・現在・未来を表す

カンボジア館では、アンコールワットの模型やコー・ケー寺院の展示、そして収穫期の稲穂で床が埋められています。
部屋の正面の遺跡はコー・ケー寺院。(2023年に世界遺産に登録されています)

パビリオン内は、照明を落とした空間で遺跡の重厚感や稲穂の色合いが美しく引き出されている作りです。
また、館内ではVRを使ったカンボジア旅行体験もできますが、待ち時間ありです。
東南アジアではありませんが、同じエリアにあるのチリ館も、待ちがなく入れたパビリオンです。
天井に配置された「先住民の織物」は、色彩とパターンの美しさにしばし足が止まります。

アジア圏パビリオンの魅力
タイ、ベトナム、カンボジア館を巡って感じた共通点は、「人々の暮らしや伝統文化」を中心に展示していたということです。
- タイ:現代医療技術と伝統医学の融合、バラエティ豊かな食文化
- ベトナム:伝統的な衣装や道具に、水上人形劇などの文化体験
- カンボジア:遺跡や稲穂を通した過去と現在のストーリー
最新技術や未来都市をテーマにするパビリオンが多い中、アジア圏パビリオンは『「食・祈り・衣装・遺産」といった人々の生活文化に直結した展示』が中心でした。
大きな驚きや興奮ではなく、昔の懐かしさを思い出させるような暖かな展示が心に残りました。
🇨🇬 コモンズD館で出会ったコンゴ共和国のサプール文化
コモンズ館は複数の国が参加する共同スペースで、予約不要で自由に見て回ることができます。その中のコンゴ共和国(コモンズD内)がとても印象に残りました。

ブース内では、熱帯ジャングル内に生息する動物たちの紹介に、ダイヤモンド・金・コバルトといった鉱物にコーヒーやカカオなどの農産物と資源が豊富な国であることが展示からわかります。
そんな中に、「サプール(Sapeur)」と呼ばれる男性達の写真の展示がありました。
サプールとは、「お洒落で優雅な紳士」のこと。

頭から爪先までカラフルで完璧なファッションに身を包んだ男性。
その背景は不衛生で未整備の道路。ものすごい違和感を感じつつも、そのカッコ良さは格別!!
JAICAマガジンにサプールについての詳しい記事がありました。
服にふさわしい礼儀正しく美しい振る舞いをし、ルールを守り、決して暴力を振るわず、他人を尊重する紳士になる――それが「本物」のサプールの流儀だ。貧しい暮らしのなかでも、1着の服から清潔感や規範となる行動、習慣、思想まで、すべてを高めて身にまとい、人々に夢をみせる。サプールは、身近なスターでありヒーロー的存在なのだ。たとえ稼ぎの多くが服に消えても、その存在を家族は誇りに思い、子どもたちは憧れる。
華やかで洗練された服装の背景には、人々の生き方や信念、文化的誇りがあることを知りました。
万博の醍醐味は、こうした「知らなかった文化との出会い」でもあります。
コンゴ共和国のサプール文化を目にした時は、まさにそんな体験でした。
まとめ|アジアとアフリカの文化を体感できる贅沢な時間
今回の体験で感じたのは、大阪万博2025では文化や暮らしに焦点を当てた小さな展示を巡る楽しみもあることです。
アジア圏パビリオンは、伝統と現代が融合した展示を楽しめます。
コンゴ共和国のブースでは、人々の価値観や生き方に触れる新しい発見がありました。
待たずに入れるコモンズ館は、展示規模が小さくとも多様な文化や価値観に出会える場所でもあるので、万博で「世界を知る」体験を楽しみましょう。
次回は大屋根リングの魅力など
次回は、大屋根リングの魅力と食体験などについて、万博の別角度の楽しみ方についてレポート予定です。
ではまた!
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🌏 大阪万博2025体験記シリーズ
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- 【大阪万博2025体験記②】アメリカ館・フランス館・日本館|先進国パビリオンの見どころと感想
- 【大阪万博2025体験記③】サウジアラビア館とトルクメニスタン館|中東パビリオンで味わう未来都市と未知の文化
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