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【小樽芸術村】ニトリグループの美術館巡りは4館共通券がおすすめ

観光(札幌)

札幌に来たなら、行って欲しい場所の一つは小樽です。

なんと言っても、北海道の発展はここからと言われる場所。

ハイカラでありながら歴史を感じる建物、ガラス工芸、そしてグルメと楽しみがたくさん有る上に、札幌からアクセスし易いのもおすすめの理由であります。

小樽は札幌からJRなら30分高速バスでも1時間程度で行くことができます。

今回はそんな小樽で、王道の運河見学やガラス細工体験・・ではなく、ニトリグループの運営する小樽芸術村を回って来たお話です。

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小樽芸術村とは

小樽芸術村とは、小樽の歴史的建造物を利用し美術品の展示を行っている場所で、北海道の企業ニトリグループによって、2016年に開設されました。

現在は、似鳥文化財団の公益事業として運営されています。

展示は4箇所の展示場で行われています。

  • 似鳥美術館
  • 旧三井銀行小樽支店
  • ステンドグラス美術館
  • 西洋美術館

それぞれ特徴のある展示は、建物の雰囲気と共に体験して欲しい場所で有ります。
(小樽は他にも見所が沢山あるので、1度目ではなく2度目以降なら是非!)

似鳥美術館

似鳥美術館は、旧北海道拓殖銀行小樽支店の建物を利用して作品を展示している美術館です。

石造りで重厚感がありつつも丸みを帯びた外観は優美さもあり、豊かな財源をもとに建築された建物であることが感じられます。

受付の天井には、美しいシャンデリアが。

一階はステンドグラスギャラリーです。カラフルで、絵画のようでもあります。

写真撮影が可能なのはここまでです。

ここから先は、絵画が中心となるので写真撮影は禁止。

4階は横山大観川合玉堂円山応挙などの日本画、3階は岸田劉生ルノワールユトリロなどの日本と海外の洋画、2階には高村光雲とその弟子たちの木彫などが展示されています。

小樽芸術村の中では、絵画を中心としながらも、それ以外の美術品も置かれており、バランスの取れた美術館だと思いました。

旧三井銀行小樽支店

似鳥美術館のお隣にあるのが、旧三井銀行小樽支店

かつては、「北のウォール街」とも呼ばれ、最盛期は25行もの銀行があった金融の街、その中の一つとして、三井銀行小樽支店は1972年に作られました。

中に入ると、広々としたフロアで、石膏の天井を利用したプロジェクションマッピングが行われていました。

上映時間は、毎時30分からです。

大理石のカウンターは、広くて重厚感たっぷりです。

上から見るとこんな感じでした。

1927年(昭和2年)に完成した建物ですが、柱に施された装飾は欧米の様式(植物をモチーフとしている)が取り入れられています。

冬は雪で閉ざされるこの地にありながら、小樽の街の繁栄ぶりはかなりなものであったことが想像できます。

その他、会議室や応接室など。

個人的に興味深〜く眺めたのは、歴代の銀行名のプレートの展示。

銀行名は、三井銀行小樽支店→帝国銀行小樽支店→三井銀行小樽支店→太陽神戸三井銀行小樽支店→さくら銀行小樽支店→三井住友銀行小樽支店と変遷し、2002年(平成14年)に閉店しました。

このタイミングで小樽市から都市銀行が姿を消したのだとか。

社会人になって最初のメインバンクが三井銀行だったので、合併による名前の変遷を辿れる銀行名のプレートは懐かしかったです。

地下には貸金庫のエリアもあります。閉塞感がすごいですが、忘れずに見学を。

ステンドグラス美術館

運河沿いの通りにあるのが、ステンドグラス美術館です。

こちらの建物は、前の二つとは異なり外部は石造りであるものの、内部は木造です。

1923(大正12)年に、政治家としても名を馳せた豪商・高橋直治によって小豆を収める倉庫として建てられたものだそう。

壁一面のステンドグラスに囲まれた薄暗い部屋は、どこか異空間にいるようでした。

こちらのステンドグラスは、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスだそうです。
街の再開発や教会離れなどから、多くの教会が取り壊される中、取り外されたステンドグラスが日本へやって来たのだとか。

最後の晩餐も。

文字の読めない人にも、聖書をわかりやすく伝える為、絵で表現したのがステンドグラスです。
約100点もの展示がされており、ステンドグラスの製造工程の展示もありますので、どうやって制作しているのか気になる方は必見です。

それにしても、色の鮮やかさは、眩いばかりでした。

西洋美術館

小樽の西洋美術館は、ステンドグラスに、ガラス細工、西洋家具などが展示されている美術館です。

建物は、小樽運河の完成から程なくして運河のほとりに建てられた、⽊⾻⽯造の旧浪華倉庫。

入って直ぐは、アールヌーボ・アールデコのガラス製品、ランプや花瓶などが光によって幻想的な空間となっています。

ガレにラリック、ドーム兄弟などの作品が多数展示されています。

その先には、それぞれの時代の家具が、モデルルームのように展示されており、興味深かったです。

二階の展望ラウンジの先では、マイセンの大きな陶器がいくつも飾られており、こちらも見応えがありました。

全てを回る時間の無い人は

4館全てを回るのに、駆け足でも2時間かかりました。

2時間も時間が取れない〜となれば、取捨選択することになりますが、私目線での各館の簡単な特徴と、それを楽しめるだろうなと思う人のタイプを考えてみました。ご参考までに。

それぞれに特徴のある美術館なので、1日で4ヶ所を回っても飽きることはなかったです。

小樽芸術村情報

所在地:
 〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目3-1 [似鳥美術館]

開館時間:
 [5~10月] 9:30~17:00
 [11~4月] 10:00~17:00

休館日:
 [5~10月] 毎月第4水曜日
 [11~4月] 毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始

料金

チケット種類一般大学生高校生中学生小学生
4館共通券2,900円2,000円1,500円1,000円500円
似鳥美術館1,200円1,000円700円500円300円
旧三井銀行小樽支店500円400円300円200円200円
ステンドグラス美術館1,200円1,000円700円500円300円
西洋美術館1,200円1,000円700円500円300円

*2025年1月時点の情報です

4館共通券利用期限は無いので、小樽へ複数回行く機会があるという人は是非こちらで。

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