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【新札幌】「北海道開拓の村」は北海道の歴史を知るおすすめの場所

観光(札幌)

札幌に行ったら、「北海道開拓の村」を是非訪ねて欲しいです。

名前の通り北海道開拓の歴史を、建物を見学することで学べる場所です。

ボランティアガイドの方々のお話を聞けば、より理解が深まること間違いなし!

そして、今年の初めに公開された映画「ゴールデンカムイ」撮影で使われた場所でもあります。

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北海道開拓の村とは

明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を、54.2ヘクタールの敷地に移築復元・再現した屋外博物館です

By 北海道開拓の村

模型ではなく実際の建物を移築して展示しているので、その広さはかなりのもの。

東京ドーム約11個分の広さだとか。札幌ドームにすると10個分52棟もの建物が建っています。

ある程度しっかり見たければ3時間は見学時間を取っておいた方がいいと思います。駆け足で見た私も、2時間以上の滞在となりました。歴史などに興味があれば、1日居ても飽きることは無いでしょう。

開拓村の場所は、札幌の中心部から少し離れた新札幌。駅からはバスで約20分です。
JR札幌駅から、新千歳空港へ一駅近づいた場所であります。

入場料: 一般1,000円(道民 800円)

何故おすすめなのか

なんと言っても、実物を体験し見学することが可能な場所であることです。

模型やミニチュアで見るのではなく、本物の移築された建物を目にし、実際にその中に入って見学することが可能なことで、より身近に感じると共に歴史や建築に対する興味が増す気がしました。

小学生ぐらいになれば、子供も内容を理解つつ楽しむことができるのでは無いでしょうか。

ガイドさんの話を気軽に聞ける環境も、良かったところの一つです。その当時の状況をより深く理解する助けとなりました。

あとは、広々とした敷地と澄んだ空気もとても気持ちが良かったです。北海道は、ほとんどの場所がこれに当てはまるかもしれませんが。

開拓の村の中で特におすすめの場所

開拓村は、市街地群漁村郡農村郡山村郡と大きく4つのタイプのエリアに分かれた建物で構成されています。

山村群までは行き着けなかったので、それ以外の3箇所を回った結果ですが、行って良かったおすすめ見学場所をまとめました。
完全に個人の感想ではありますが、全てを見るのも大変なので見学の参考になればと思います。

市街地群

市街地群は、市街地の住宅と商業施設などが中心となっています。

建物には趣向が凝らされており、それぞれの商売に応じた建物の作りの違いなども面白いです。

中でも記憶に残ったのは、広瀬写真館

撮影の機材も気になりましたが、採光の為の建物の屋根部分に特徴があり、印象に残りました。

人気があるのは、札幌警察署南一条巡査派出所

タイミングが合えば、駐在さんと写真を一緒に撮ることも可能なようです。

市街地群は外観を含め華のあるエリアですので、キラキラした感じがお好きな方はこちらを。

市街地の通りの中央には、馬車鉄道(冬は馬ソリになります)もありますので、馬に引っ張ってもらって移動ができます。(250円/人)

漁村群

漁村群はニシン漁で栄えていた当時の様子を知ることができる場所です。

まずは建物内にボランティアガイドの方がいる、青山家魚家住宅を見学しましょう。

ガイドさんの話を聞くのは必須です☺️
見るだけではわからない当時の暮らしが、より詳しく詳細にわかります。

ここは、私が一番興味深く見た建物でもあります。
その二日前に小樽に出かけていたことも理由にあるかもしれませんが。

ニシン漁の仕事をする人は畳一畳分の場所を与えられ、そこで寝起きはもちろん食事を共にする生活を送っていたとのこと。

建物の左半分は、雇われ人が生活する場所。右側が家主の居住
同じ屋根の下ですが明らかに部屋の作りは異なりました。

建物の裏手に回れば、ニシン漁で使っていたも展示されています。

想像していたものより大きかったのですが、この船が何隻も沖に出てニシンを積んで戻ってきたのかと考えると、当時の小樽の繁盛ぶりが想像できます。

農村群

農村部では、北海道へ入植した人の家などが見学できます。

日本全国から入植者が北海道にやってきましたが、中でも旧会津藩・仙台藩などの東北地方の士族が多く、それそれの出身地方の特色を持った住宅が作られたそうです。

岩間家農家住宅旧仙台藩士族によって建てられた住宅。石の乗った屋根は、手に入らない資材を工夫して家づくりをした様子が伺えます。

富山から入植した樋口家農家住宅は、仏壇が大きいのだとか。富山では、今でも立派な仏壇を置く家が多いのでしょうか。

屯田兵用に用意された住宅屯田兵屋、明治から昭和にかけて、荷物や郵便の搬送業務用に利用された駅逓(えきてい)も、北海道ならではの建物なので、是非見て欲しいです。

そして、それまで見てきた建物とはだいぶ様子が異なる開拓小屋は、移住者が最初に暮らした建物です。

冬の札幌を体験した今、この小屋を見ると土地を開拓する以前に、命の危険と隣り合わせの生活を送っていたのであろうことは推して知るべしです。

この小屋が、北海道開拓をスタートさせた場所になります。

小川家酪農畜舎も、北海道らしい場所でありました。

開拓村に関するあれこれ

ボランティアガイドとここに来た訳

そもそも何故ここを訪れたのかというと・・・

叔母が昔ここでボランティアガイドをやっていました。
その時には開拓の村を訪れる機会がありませんでしたが、今回訪れることができて良かったです。

ガイドの方は皆、明るく親切な方ばかりでした。

実際に話を聞くことで、背景を知り理解が深まるのは間違い無いので、積極的に話を聞くことをお勧めします。

今年の話題は「ゴールデンカムイ」

今年の初めに公開された映画「ゴールデンカムイ」の撮影で使われた場所でもあります!

アニメが原作の、アイヌの埋蔵金を巡って繰り広げられる冒険(戦い?)の物語

撮影に使われたのは主に市街地群ですが、農村群の建物も利用されています。
原作でも街並みや建物が参考にされていたのだとか。

ゴールデンカムイファンにとっては、場所をマッチングするのも楽しいかもしれませんね。

訪問時に役立つプチ情報

チケット

お隣にある北海道博物館との共通券を購入すると料金が少し安くなります(1,400円)
(1日で両方を回るのは、体力的にもちょっと大変かもしれませんが)
また、この場所に興味があれば、年間パスポートも1,800円で販売しています。

ロッカー

旧開拓使札幌本庁舎(ビジターセンター)に、無料で利用できるロッカーがあります。(100円玉必要です)

バスの時間

新札幌バスターミナル行きのバスは、1時間に2本、00分30分に開拓の村バス停から発車しています。

イベント

訪問時に開催されているイベントも時間が合えば参加や見学をお勧めします。

私が訪問したタイミングでは、蚕のイベントが開催されている期間で、繭から糸を紡ぐ実演をしていました。
繭の系は最初から最後まで一本の糸で繋がっており、長さは1Kmを超えるのだとか。ブラシで繭玉をこすって糸の先端を見つけます。そう、物事のはじまりやきっかけを糸口(話の糸口など)と言うのは、ここから来ているのだそうです。

事前予習ほとんど無しでこちらにやってきましたが、充実した時間となりました。
これだけの規模で、体験型の展示物を見学できる場所も珍しいのでは無いでしょうか。

訪れた当日のお天気が良かったことや、こちらで働く方々のフレンドリーな様子も楽しく過ごせた要因だったのではと思います。

こちらの建物、一棟を維持するのに年間1億ものお金がかかるのだとか。
多くの人が訪れて、長く展示が続けられることを切に願います。

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