「ふたみの花火が今週末ありますよ」
バーのマスターが言うのです。
ふたみがどこなのかわかりませんが、とにかく海が綺麗で良いところなのだとか。
電車でアクセスし易いそこは、海と夕陽がとっても綺麗な場所!
花火大会が第一目的でしたが、夕陽も楽しめて一石二鳥でした。
延期となっていた双海の花火大会
松山市駅近くに、お喋り好きなマスターがいるバーがありまして。
三津浜の花火大会に行った話をしたところ、「双海で花火が今週末にありますよ」とマスターにお勧めされました。(知り合いのお嬢さんが、花火大会の開催に尽力されており、一人でも多くに人に見てもらいたいと言うことでもありました)
その場所は、もと海に一番近い駅で有名な、愛媛県の観光スポットの一つ「下灘駅」・・・のお隣とのこと。
地元の人のお勧めの場所ならばと、行って来ました。
双海町とは
双海町(ふたみちょう)は伊予市にある町で、瀬戸内海の伊予灘に面しています。
花火大会の会場は、双海町にある「ふたみシーサイド公園」。
JR予讃線、伊予上灘駅から歩いて5分ほどのところにあります。
伊予上灘駅は、下灘駅の隣の駅です。
海岸線沿いに走る線路の様子とお隣の下灘駅の美しい海の写真を見れば、伊予上灘駅も綺麗な場所であることは想像できます。
実際、「日本の夕陽百選」でも双海が選ばれているのです。
JRで伊予上灘駅へ
公共交通で伊予上灘駅へ行くには、JR松山駅から予讃線の八幡浜方面行きに乗ります。
乗車時間は約40分程度。一両編成の可愛らしい電車です。

注意しなければいけないのが電車の時刻。電車の本数が1時間に一本程度ですので、行き帰りの電車時刻は事前確認が必須です。
車内では整理券を取るようアナウンスが流れています。
無人駅から乗車する場合には、必ず整理券は取っておくようにしましょう。
伊予上灘は無人駅で、自動改札も切符の券売機もありませんでした。
帰りは、JR松山駅で精算することになるので整理券が必要です。

ふたみシーサイド公園の様子
改札を出て目の前の道路を右に進み、左手の階段を下り夕やけこやけラインに出ます。あとは道の駅の建物を目指すだけ。

公園には道の駅やレストラン、恋人岬には夕陽のモニュメントもあります。
施設もできて間もないのか、よく整備されており快適でした。
道の駅とレストラン

道の駅の二階のレストランで、花火の時間が近くなるまでゆっくりしました。

食べたのはバスクチーズケーキですが、こちらの一押しはブルーのソフトクリームにも目を引かれました。

お食事メニューも豊富だったので、夕陽がなくとも海岸線ドライブの休憩に利用するのに良い場所であります。
テラス席も良い雰囲気でした。屋内も、前面ガラス張りで眺めがいいです。(西日が強いので食べている間はブラインドを下げていましたが・・)

花火大会の日は、店内で何か注文していれば、花火鑑賞時に利用するテラス席の予約が可能とのことでした。
飲食店はここ以外にも、一階にテイクアウトをメインとする気軽に利用できるお店もあります。
花火大会当日は、屋台もたくさん出ていました。
砂浜と夕陽
海辺に降りると、砂浜をステージにするように、階段状の石段が積まれています。
その名も「夕陽の観覧席」。

この場所が、ゆっくり海を見るにはうってつけの場所でした。
花火が始まるまでの夕陽ショーは、素晴らしかったです。

愛媛の観光地として有名なお隣の下灘駅は、写真を見ると行ってみたい!!と思う場所なのですが、駅の周りにはスタンドタイプのコーヒー屋さんが一軒あるだけのようなので、波遊びに夕陽とお買い物とお食事もと思っているなら、ふたみシーサイド公園がお勧めです。
そうは言っても、電車好き・写真好きな方は下灘駅は外せないかもしれません。
何せ、見る写真がどれも美しいのですから。
花火大会
今回の双海へ訪れたメインの目的は、花火大会。
双海の花火大会は存続が厳しい中、2024年は開催が決定、花火大会自体は当初の予定の7月から雨での延期を経て9月に行われました。
花火大会の会場では、日が明るいうちは歌やダンスなどのイベントが計画され、子供達のためのシャボン玉のパフォーマンスなどもあり、思い思いに楽しむ人々が。

花火は2箇所からの打ち上げで、目が離せませんでした。

打ち上げ花火の数は多くはありませんが、私がまた来たいなと思ったポイントがいくつかありました。
- それほど混雑なく座って花火が楽しめる場所がある
- レストランや道の駅、屋台も複数出ており買い物や飲食が気軽にできる
- 松山市内から公共交通でアクセスが容易である
- 花火の前に夕陽も楽しめる
なんと言っても、席取りをしなくともゆっくり座って花火が楽しめる環境があったことは、賑やかで熱気あふれる三津浜の花火大会とはまた違った魅力がありました。
小さなお子さん連れには、特にお勧めです。
花火の音は優しく(迫力は少なめです)、砂浜も自由に走り回れます。
双海の花火大会は、派手さは無いものの夜空に打ち上げられる花火はやっぱり美しく、心地よい時間を過ごすことができます。


花火大会へ松山市方面からJRで出かけるのであれば、帰りの電車の時間には要注意です。
JR松山駅行きの最終の時間が、19:45 伊予上灘駅発(2024年10月)ですので、花火が終わったら余韻に浸る間を惜しみつつも、駅へ向かいましょう。
JR伊予灘線 向井原駅で見た景色が驚きだった
伊予灘線は瀬戸内海に沿って線路が通っているので、美しい海の景色が見れる路線です。
JR四国で運行している観光列車「伊予灘ものがたり」も、一度は乗りたい電車ですね。
この日、JR松山駅で乗った電車が内子方面行きだったので、途中駅で八幡浜方面の電車に乗り換えました。
乗り換えた駅は「向井原駅」。

ホームは一つで、高台にあり海を見下ろすような駅でした。
180° 遮るものの全くない視界は、まるでステージに立っているかのよう。目的地に着く前に、この景観に驚きました!
ちなみに、瀬戸内海に一番近い駅はこちら↓です。

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